過払い金請求でトラブルになる悪徳ブラックな弁護士・司法書士に注意
過払い金請求は自分で手続きすることもできますが、
- 手間と時間がかかる
- 返ってくるお金が少なくなる
- 過払い金請求ができなくなる
- 家族にバレる
という可能性があるので、ほとんどの方が司法書士・弁護士に依頼します。しかし、司法書士・弁護士の中には相談者・依頼者からお金をだましとる悪徳な司法書士・弁護士がいます。過去には過払い金を着服される、過払い金請求ができなくなる、高額な費用を請求されるケースが発生しています。
依頼前に司法書士・弁護士事務所の選び方を知っていれば、トラブルを避けることができます。さらに、万が一トラブルになった場合に対処する方法についても依頼前に知っておけば、安心して過払い金請求を依頼できます。
過払い金請求のトラブル
もくじ(メニュー)
1) 悪徳司法書士・弁護士による過払い金請求詐欺のケース
ケース1:相談だけのつもりがいつの間にか依頼したことになっていた
過払い金があるか、いくらあるか無料で調べてくれる司法書士・弁護士事務所に、相談しただけなのにいつの間にか過払い金請求を依頼したことになっていて報酬を要求されたというケース。
勝手に手続きを進められたために、いつのまにか請求先から借り入れする、請求先が発行しているクレジットカードを利用することができなくなるリスクが考えられます。
司法書士・弁護士と面談するときは、原則、書面やiPadなどの電子機器で契約が取り交わされますが、取り交わす書面の種類や意味、過払い金請求のデメリットなど、少しでもわからないことがあれば質問して理解できてから、書類にサインしてください。
ケース2:依頼した過払い金請求が放置される
司法書士・弁護士に過払い金請求の依頼をしたのに、手続きが進んでいなくて書類の準備や貸金業者との交渉をせずに放置されていたり、司法書士・弁護士の利益を優先して多くの過払い金が発生している貸金業者の書類の準備や貸金業者との交渉をすすめて、過払い金が少ない貸金業者は放置されるケース。
過払い金請求を司法書士・弁護士へ依頼したとしても、貸金業者に手続きを開始する旨の受任通知が届いていなければ手続きは進められません。放置されていることに気がつかなくて、最後に取引した日から10年を過ぎると時効が成立してしまって過払い金を取り戻せなくなってしまいます。
過払い金請求の手続きが放置されている間に貸金業者が倒産して過払い金請求ができなくなる、経営状況が悪化して支払われる過払い金が少なくなる可能性もあります。手続きを司法書士・弁護士に依頼した場合であっても、進捗を確認するべきです。
ケース3:司法書士・弁護士が過払い金を着服する
司法書士・弁護士が貸金業者と合意した和解ときの和解契約書、あるいは裁判で下された判決内容で示された過払い金の金額よりも少ない金額を依頼者に報告して、過払い金を着服する司法書士・弁護士がいます。
完済した借金の過払い金請求で架空の残債があったと偽る
借金を完済したあとに過払い金請求する場合、貸金業者から取り戻した過払い金から司法書士・弁護士の費用が差し引かれた金額が依頼者様の手元に戻ってきます。
借金を返済中に過払い金請求する場合、貸金業者から取り戻した過払い金から返済中の借金の金額と司法書士・弁護士の費用が差し引かれた金額が依頼者様の手元に戻ってきます。
なかには借金を完済したあとに過払い金請求したはずなのに、返済しなければいけない借金が残っていたと偽って、架空の借金の金額を戻ってくる過払い金から差し引いて着服する司法書士・弁護士がいます。
借金を返済中の過払い金請求で残債0円で和解したと偽る
借金を返済中の過払い金請求で、借金の金額より過払い金の金額が多い場合、過払い金を依頼者へ返還するべきなのに過払い金の金額を偽って報告して過払い金を着服するケース。
過払い金請求は、貸金業者と話し合いで和解した場合は和解書を作成し、裁判で判決が出た場合は判決書が作成されます。和解書や判決書の提示を要求し、和解や判決の内容を確認するようにしてください。
ケース4:高額な費用や報酬を請求される
依頼したときに説明された費用のほかに説明されていない手数料が上乗せされて高額な費用や報酬を請求されるケース。
相談した時点で、過払い金請求にかかる費用が明確になっていない事務所への依頼はおすすめしません。少しでも疑問に思ったら、すぐに質問して確認してください。きちんとした事務所であれば明確な説明をしてくれます。
NPO法人や紹介業者からすすめられた事務所で高額費用を請求される
郵便やチラシ・広告を見てNPO法人や紹介業者に無料で相談したら、強引に司法書士・弁護士との契約をせまられて高額な費用が請求されるケース。
司法書士・弁護士に相談者を紹介している整理屋は、過払い金請求の相談者を集めて高額な紹介手数料を司法書士・弁護士から得ています。非営利組織であるNPO法人なら信頼できる、費用が安く済む、などということはないのでご注意ください。
ケース5:貸金業者と司法書士・弁護士が手を結んでいる
司法書士・弁護士が貸金業者と手を結んで、過払い金の金額を大幅に減らす代わりに、短期間で返還されるように事前に話し合いがされているケース。
短期間で手続きを終わらせるメリットがありますが、戻ってくる過払い金の金額が少なくなるので損をしてしまいます。司法書士・弁護士にとっては、早期解決することで大量の案件をさばくことができるのでメリットになります。
2) 悪徳司法書士・弁護士に依頼してしまった場合の対処方法
悪質な詐欺被害にあった場合は、警察に相談する必要があります。また、依頼した司法書士・弁護士が所属している司法書士・弁護士会に相談をして懲戒請求をすることができます。
懲戒請求して司法書士・弁護士会の判断によって除名や退会命令・業務停止・戒告(かいこく)が課せられます。
依頼の途中でも司法書士・弁護士を解任して別の事務所へ依頼できる
自分が過払い金請求を依頼した事務所が悪徳司法書士・弁護士だった場合、貸金業者と和解をしていなければ新しい司法書士・弁護士に代理人を変更することができます。不安に思ったら依頼している司法書士・弁護士をすることもご検討ください。
3) トラブルに合わないための司法書士・弁護士事務所の選び方
過払い金請求が得意な司法書士・弁護士事務所である
過払い金請求を依頼する事務所は過払い金請求の実績が豊富にある事務所を選ぶことをおすすめします。過払い金請求が得意であるかは、ホームページなどをみると分かります。
実績があれば、これまでの間に過払い金請求を何件取り扱ってきたのか、取り戻した過払い金の総額はいくらか確認できます。
司法書士・弁護士が相談や面談の際に対応してくれる
事務所の実績や、口コミ、評判、評価だけで判断するのではなくて、実際に自分で相談して司法書士・弁護士が電話あるいは、面談の対応をしてくれるか、対応が親切かどうか調べてください。司法書士・弁護士事務所に問い合わせると、パラリーガル(事務員や補助者)が最初に対応します。その後にきちんと司法書士・弁護士に具体的な相談ができる事務所を選んでください。
多くの相談を受けて、流れ作業のように過払い金請求をこなしている事務所だと、最終の依頼確認だけ司法書士・弁護士が対応することがあります。ただし、パラリーガルはあくまで司法書士・弁護士をヘルプする立場です。過払い金請求の代理は資格者でなければできません。
司法書士・弁護士から過払い金請求のリスクやデメリットの説明が事前にある
過払い金請求は、請求先の借り入れ、クレジットカードの利用ができなくなる、借り入れ状況によってブラックリストに載るリスク・デメリットがあります。過払い金請求でおこりうるリスク・デメリットは状況によってちがいますが事前にリスク・デメリットをくわしく説明してくれる司法書士・弁護士に依頼するようにしましょう。
「過払い金を多く取り戻したい」「過払い金を早く取り戻したい」「家族にバレたくない」といった要望を司法書士・弁護士に伝えたうえで、自分の状況におけるリスク・デメリットを説明してもらって、納得したうえで過払い金請求を依頼してください。
過払い金請求にかかる費用や報酬が明確になっている
手続きにかかる費用と費用項目について、明確な説明がある司法書士・弁護士を選んでください。不明瞭なままで手続きを進めた結果、最初に説明のなかった手数料などが追加されて、高額な費用を請求される可能性があります。
無料相談や面談をしたときに、手続きにかかる費用や内訳について詳しく確認するべきです。
4) 口コミサイトなどにある評判やランキングは参考程度に
司法書士・弁護士に知り合いがいる、紹介してもらえる司法書士・弁護士がいるなら、借金のことを家族に知られたくなければ、連絡を電話だけにして時間帯を指定して家族に知られることな手続きを進めることができます。
ただし、家庭の事情まで理解してくれて、家族に借金があることがバレないように手続きを進めてくれる司法書士・弁護士がたくさんいるわけではありません。
もし、家庭の事情まで理解して、家族に借金があることがバレないように手続きを進めてくれる司法書士・弁護士を探すなら、インターネットを活用します。インターネットを活用して司法書士・弁護士を探すならサイト上で紹介されている弁護士や司法書士の評判や口コミなどで選ぶことになります。しかし、多くの評判・口コミサイトが、弁護士や司法書士の公式サイトではないので、本当に信頼できる情報なのかわかりません。
個人で運営する評判や口コミサイトは、なおさら記載されているすべての内容が事実であるとは限りませんし、紹介料を得るために事実とは異なる内容を掲載している可能性もあります。
評判や口コミというのは本人の感想です。人によって感じ方が違うので100%信用するのではなく、あくまでも参考にする程度として、実際に自分で相談して判断することをおすすめします。
5) 毎月3,000件以上、実績10年以上の杉山事務所で過払い金請求
過払い金請求は司法書士・弁護士に依頼することで、自分で手続きするよりも、過払い金を多くそして早く取り戻すことができます。また、家族にバレるリスクや、ブラックリストにのるデメリットを回避することができます。
しかし、司法書士・弁護士のなかには、依頼者をだまして勝手に依頼したことにしていたり、返ってくる過払い金を着服したり、高額な費用を請求する悪徳司法書士・弁護士がいます。
悪徳司法書士・弁護士事務所にだまされないためには、過払い金請求が得意で、司法書士・弁護士が最初から最後まで対応する事務所を選ぶ必要があります。また費用が明確で、過払い金請求のリスクやデメリットまで説明してくれる事務所でなくてはなりません。
杉山事務所では、毎月3,000件以上の過払い金の相談と、多くの過払い金請求を解決した実績があり、相談の際にはリスクやデメリットのご説明をおこなったうえで、相談者様の要望に合わせた最善の解決方法をご提案しています。ご依頼いただいた後も、過払い金が返ってくるまで、いつでも案件の進捗をお問い合わせいただける体制となっています。
過払い金請求で、心配なことや不明な点などがありましたら、フリーダイヤルやメールフォームからお気軽にお問い合わせください。