ベルーナノーティスの過払い金請求に強い法務事務所
カタログ通販というと多くの人が名前を挙げるベルーナノーティスは、レディスファッションを中心に、メンズファッション、インテリア、生活雑貨、グルメなど幅広い商品を扱う大手通信販売会社です。
今やネットショップや大規模ショッピングモールに実店舗もあるベルーナノーティスですから、カタログ通販の経験がない人でも何らかの形で関わっているかもしれません。 最旬のトレンドファッションを掲載するベルーナを初め、ラナン、ルフラン、ベルーナメンズライフなど種類豊富なカタログと、ベルーナグルメショッピング、オージオ、なちゅライフ、リフレなど各種通販サイトを展開しているベルーナには、グループ企業がたくさんあります。
実はベルーナノーティスという金融ブランドもグループ内にあり、過払い金の対象になっています。 2012年からは同グループ内の株式会社サンステージが金融事業を引き継いでいますが、ベルーナノーティスという金融ブランドはそのままで、フリーローンはベルーナローンという名前を使っています。 過払い金が発生していることにすら気づいていない人が多いベルーナのローン。 どのような条件のときに過払い金が発生するのかを知り、請求期限を迎える前に過払い金請求をおこなえるようにしましょう。
ベルーナノーティスの過払い金請求もくじ(メニュー)
- 1) 過払い金が発生している条件
- 2) 過払い金請求に対する最新の対応状況
- 3) メリットとデメリット
- 4) 手続きの流れと返還されるまでの期間
- 5) 過払い金を計算する方法
- 6) 過払い金請求を自分でやる方法と注意点
- 7) 当事務所がベルーナノーティスに強い理由
- 8) 過払い金請求にかかる費用
- 9) ベルーナノーティスの会社概要
ベルーナノーティスで過払い金が発生している条件
ベルーナノーティスとは、東証1部上場企業であるベルーナのグループ企業であることを前面に押し出し、キャッシングサービスとカードローンを受け付けている貸金業者です。
専業主婦でも利用可能で、14日間なら無利息で借りられるという点が特徴的です。 ローン専用のメープルカードは発行手数料がかからず、年会費や利用手数料もかからないため、軽い気持ちで作ってしまったという人も少なくないでしょう。
母体のベルーナは2000年に東証1部の上場企業になっており、グループには化粧品のオージオやリゾートホテルのネコマホテルなども名前を連ねています。 2012年以降金融事業を引き継いでいるサンステージも健全経営をおこなっているため、安心して利用できる貸金業者というイメージが定着しています。 しかし、2010年までは利息制限法の上限を超える高金利での貸し付けがおこなわれていました。 そのため、過払い金が発生している可能性がある貸金業者のひとつです。
過払い金があるかどうかがわからなくても2010年以前にキャッシングした経験があるなどの条件に当てはまれば過払い金請求できる可能性があります。弁護士や司法書士などに依頼すれば調べてもらえます。
ベルーナノーティスの過払い金請求の最新の対応状況
過払い金請求に対するベルーナの対応ですが、多数のグループ企業を抱えるベルーナだけあって、対応状況は比較的良いほうといえます。 ベルーナに対する過払い金請求は、2012年以降、株式会社サンステージに取引履歴などの書類が移動しています。 裁判をせず、話し合いのみで交渉したときの過払い金の返還率は、個人で交渉したときは約50%が平均です。 弁護士や司法書士など法律の専門家に依頼した場合でも、話し合いだけで和解となると約70%が相場となっています。
それに対して、裁判をしたときの過払い金の返還率は高く約90%~100%です。 裁判ともなるとグループ企業への影響もあることから早期解決を図る傾向があり、満額に近い返還率で和解案を出してくるケースが目立ちます。 過払い金請求をするときに心配される相手企業の倒産ですが、ベルーナは資本金100億円以上の大手企業ですから、倒産のおそれはほぼないと考えてよいでしょう。
通常であればショッピングの利用があればキャッシング利用分で発生した過払い金を相殺して、余った分が手元に返ってきます。 しかし、ベルーナの場合はショッピングで返済が残っていても過払い金は相殺させず過払い金を返還します。 ショッピングの返済は継続して返済していく必要があるので注意が必要です。
過払い金請求は最後に取引した日から10年たつと消滅時効が成立します。 取り戻せる過払い金があるかどうかがはっきりしていなくても、条件的に可能性がある場合はすぐにでも司法書士や弁護士に相談することが大事です。
返済中・完済している場合のメリットとデメリット
過払い金請求するにはメリットとデメリットがあります。借金を完済している場合と、返済中の場合にわけてメリットやデメリットを説明します。
完済している場合のメリット・デメリット
- メリット
- 払い過ぎた利息が戻ってくる
- 新たな借入をしなくてすむ
- デメリット
- ベルーナノーティスから借りられなくなる
完済している借金の過払い金請求をすると払い過ぎた利息が戻ってきます。過払い金が返ってくることで、金銭的に困っている状態でも新たな借入をしなくて済みます。
ただし、過払い金請求後は、過払い金を請求したベルーナからは新たな借入をできないというデメリットがあります。 しかし、ベルーナ以外の貸金業者であれば問題なく利用できので、大きなデメリットとはならないでしょう。
返済中の場合のメリット・デメリット
- メリット
- 借入している借金が減る
- 払い過ぎた利息が戻ってくる
- デメリット
- ベルーナノーティスから借りられなくなる
- ブラックリストにのる
返済中で過払い金が発生していた場合、過払い金で残っている借金を減らすことができます。 また、過払い金が残っている借金よりも多かった場合は、借金を完済させることができるうえに余った過払い金は手元に返ってきます。
しかし、残っている借金が過払い金よりも少なければ、貸金業者と借金の減額を交渉する任意整理となりブラックリストにのってしまいます。 ブラックリストにのると約5年間は、ベルーナ以外の貸金業者からも新たな借入ができなくなったり、カード作成やローンの審査が通らなくなります。
ブラックリストにのらないようにするには、過払い金の計算を正確にすることが重要です。 過払い金の額を正確にすることで、残っている借金を完済できるかの判断ができるからです。 過払い金の計算は自分ですることもできますが、司法書士や弁護士に依頼した方が早くて正確なのでおすすめです。
ベルーナノーティスの手続きの流れと返還されるまでの期間
ベルーナに限らず、過払い金請求はまず取引履歴の取り寄せから始めます。 取引履歴とはお金をいつ、いくら、どれだけの利息で借りたのか、いつ、いくら返済したのかを正確に知るためのものです。 取引履歴は、相手先企業に取引履歴開示請求を電話または郵送でおこなうことで取り寄せられます。 ベルーナに対する取引履歴開示請求自体はむずかしいことではないため個人でも可能ですが、母体のベルーナに請求するのではなく、相手先は金融事業を引き継いだ株式会社サンステージです。
取引履歴を取り寄せたら、次に過払い金の引き直し計算をします。 引き直し計算とは、正確な過払い金の額を出すための計算です。 利息制限法の上限利息は金額によって異なるため、期間と金額、そして利率がわからないと過払い金がいくら発生していたかがわかりません。 取引履歴を取り寄せることによって、それぞれの時点でいくら過払い金が発生しているのかを計算できるようになります。 その計算が過払い金の引き直し計算です。
引き直し計算は専用のソフトがあり、無料でも利用することができるため、個人でも引き直し計算することは可能です。 しかし、入力ミスなどをして正しく計算できなかった場合には、相手企業にミスを付け込まれ、過払い金の返還がむずかしくなることもあります。 心配であれば、取引履歴を取り寄せまるところから司法書士や弁護士に依頼するのがよいでしょう。
引き戻し計算ができたら本格的に過払い金の返還請求をします。 裁判を提起せず直接交渉で過払い金を取り戻す方法と、裁判に持ち込んで交渉する方法がありますが、ベルーナの場合、直接交渉では返還率があまり高くありません。 個人で過払い金請求をすると請求額の約半分、弁護士や司法書士に交渉を任せても70%ほどが相場です。 それに対して裁判まで持ち込んだ場合には90%~100%という高い返還率になるため、ベルーナに対する過払い金請求は裁判をすることがあります。
裁判をする場合も、直接交渉で和解する場合も、ベルーナの過払い金請求は他の貸金業者に対する過払い金請求と比べると早期に解決しています。 裁判をせず直接交渉の結果和解した場合は取引履歴の開示までに約1ヶ月、引き直し計算と交渉に約2ヶ月というのが平均的です。 和解の提示金額で納得できれば、約4ヶ月後には振り込みも完了しているケースもあります。
裁判をした場合は、一旦直接交渉した結果、提示された金額では納得できないという場合に裁判まで進むため時間がかかります。 しかし、裁判がはじまったあとベルーナから早期解決を求めて和解金額の提示があります。
この提案で和解すれば開始から5ヶ月程度ですみます。 もちろん、提示の金額が気に入らないという場合は判決にゆだねるということになり半年から長ければ1年以上かかる場合もあります。
ベルーナノーティスでの過払い金を計算する方法
ベルーナへの過払い金請求は、過払い金の正確な金額を計算してからしかおこなえません。 過払い金の計算方法を簡単に説明すると、実際に借りたときの金利から利息制限法の法定金利を引くという形です。 たとえば、29%という金利で10万円を借りていた場合、1年後には2万9,000円の利息が上積みされ、借入金の総額が12万9,000円になっています。しかし、利息制限法では10万円に対する利息は18%ですから、本来なら1年後でも11万8,000円の支払いで済みます。 ですから、そのあいだの過払い金は12万9,000円から11万8,000円を差し引いた1万1,000円となります。 実際は毎月返済しながら金利を支払っているのですから、このような単純計算ではなりません。
インターネット上で公開されている無料計算ソフトとエクセルをつかって引き直し計算をすることができます。名古屋消費者信用問題研究会でダウンロードできる名古屋式か、アドリテム司法書士事務所の司法書士外山敦之氏が作成・配布している外山式の無料ソフトを利用して計算するのが一般的です。
過払い金の計算を間違えると、返ってくる過払い金が少なくなったり、貸金業者に過払い金請求を断られる可能性があります。 自分でするのが不安な方や、時間が取れない方は過払い金の調査や計算を無料でおこなっている司法書士や弁護士に相談しましょう。
ベルーナノーティスの過払い金請求を自分でやる方法と注意点
自分で過払い金請求すること自体は可能です。 わずかでも過払い金が戻ってくればそれでかまわないというのであれば、自分で書類を作成し相手の担当者と直接交渉するという手もあります。
自分で過払い金請求をするときは、まず金融業者に対して取引履歴の開示請求をします。
ベルーナノーティスの取引履歴は、ベルーナ本体に対しておこなうではなく、金融業務を引き継いだグループ企業の株式会社サンステージに対しておこないます。 2012年以降、株式会社サンステージが取引履歴を管理しているためです。 サンステージ宛に取引履歴開示請求をおこなう方法ですが、金融業者ごとに異なります。 電話で取引履歴が欲しいといえばすぐに郵送してくれる業者や窓口に行けばすぐに出してくれる業者もあれば、所定の開示請求書を郵送しなければ出してくれないところもあります。
取引履歴が欲しい理由を問われることもありますが、そのときは取引の内容を確認したいからと答えるだけで大丈夫です。 サンステージは開示請求すると比較的すぐに取引履歴を郵送してくれる業者です。
取引履歴が手元に届いたら、それを基に正確な過払い金の金額を出すために引き直し計算をします。 引き直し計算が済んだ時点で、金融業者に対して過払い金返還請求書を送り、直接交渉を始めます。 和解交渉で納得のいく回答が得られた場合は和解し、返還金を振り込んでもらいます。 しかし、納得のいく金額の提示がなかった場合には裁判へと進みます。
過払い金請求は自分ですることで司法書士や弁護士に支払う費用がかからないため得だと思いがちです。 しかし、素人が計算した引き直し計算は正確でないことも多く、実際は自分でやったために返還金が少なくなってしまうケースが目立ちます。
なかには返還金がゼロのまま和解で決着するケースもありますから注意が必要です。 ベルーナはどちらかというと交渉しやすい相手先ではありますが、自分で和解交渉した場合は過払い金の半額が戻ってこればよいほうです。 弁護士や司法書士などの法律家に交渉を依頼しても約70%までしか返ってきません。 ただし裁判まで持ち込めば90%~100%という高い返還率になるのがベルーナの特徴です。
過払い金請求に慣れているベルーナの担当者と素人同然の個人が直接交渉をするとなるとむずかしいことが多く、書類の準備や出廷などにも時間がとられます。 ベルーナが相手の過払い金請求の裁判は満額の返還も期待できるため、司法書士や弁護士に最初から依頼したほうがよいでしょう。
ベルーナノーティスへの過払い金請求で当事務所が強い理由
ベルーナへの過払い金請求ができる司法書士や弁護士などの法律事務所はたくさんあります。ベルーナは貸キャッシング、カードローンの大手の業者で、個人相手、司法書士や弁護士相手に交渉を重ねており、支払う過払い金を一円でも少なく、返還日を一日でも遅くするノウハウを持っています。
当事務所はベルーナを相手に多くの交渉実績をもっており、日本を代表するビジネス誌である週刊ダイヤモンドで過払い金の回収金額で1位に選ばれるほどの実績をもっています。これは司法書士法人杉山事務所が毎月3,000件以上のご相談を対応してきた実績や、相談者様の悩みに対して真剣に責任をもって対応してきた結果だと自負しています。
事務所のある都道府県および、その隣県からもご相談、ご依頼をいただいており、杉山事務所での対応に満足していただいた結果、口コミや、ご紹介によってご依頼いただくケースも多くあります。相談者様の要望にあわせて最適な解決方法を最善のスピードでご提供いたします。ベルーナの過払い金請求ができる司法書士や弁護士などの法律事務所はたくさんありますが、その中でもトップクラスのご相談・ご依頼件数をいただいております。
当事務所の対応可能エリア
大阪、名古屋、東京、福岡、広島、岡山、仙台、札幌の全国に9つの事務所がございます。該当の都道府県、市区町村だけでなく、主たる事務所である大阪事務所であれば大阪、和歌山、奈良、兵庫、京都、東京事務所であれば東京、神奈川、千葉、埼玉、名古屋事務所であれば愛知、静岡、長野、岐阜、滋賀、三重、福岡事務所であれば福岡、熊本、大分、佐賀、山口、広島事務所であれば広島、島根、愛媛、岡山事務所であれば岡山、鳥取、香川、徳島、仙台事務所であれば宮城、福島、山形、秋田、岩手、札幌事務所であれば北海道全域など隣県からもベルーナノーティスに対する過払い金請求の相談や依頼をいただいています。
ベルーナノーティスの過払い金請求の手続き費用・料金
ベルーナに対する過払い金請求を司法書士や弁護士に依頼したいけど、支払う費用に不安を抱えている方は多いと思います。 しかし、杉山事務所では過払い金請求の相談料や着手金は無料となっていて、調査した結果、過払い金が発生しなかった場合も費用はかかりません。
費用の負担が心配で過払い金請求をあきらめていた方も安心して相談できるようになっており、フリーダイヤルからでもお問い合わせフォームから利用可能です。 営業時間中であればすぐに相談者の悩みに対応できる体制となっているため、お気軽にご相談くだささい。
着手金 | 過払い金報酬 | ||
---|---|---|---|
過払い金 | 無料 | 過払い金の報酬 | 返還額の 20%~(税抜) |
相談者様の状況によって費用が変わります。相談者様にとって最適なプランを提案させていただきます。
ベルーナの会社概要
ベルーナとは、埼玉県上尾市に本社を持つ通販会社で、1968年9月創業、1977年6月設立の老舗です。 2017年3月現在の代表取締役社長は安野清氏です。 資本金は106億700万円、売り上げは2017年3月期の連結決算で1,460億円。 東京証券取引所第1部上場企業で、2017年3月期の連結決算で従業員数は1,708名を数えます。
総合通販事業、専門通販事業、店舗販売事業の他、ソリューション事業、ファイナンス事業、プロパティ事業、その他事業というのがベルーナ本体の事業内容ですが、それぞれの事業はグループを形成する子会社に任せている形です。 ベルーナグループはほぼすべてがベルーナの子会社で、既存の企業を吸収合併する形で子会社化したものが数多く見られます。
具体的なグループ会社の概要は以下の通りです。
- 株式会社リフレ
ブルーベリ&ルテインなどのサプリメントを中心とした健康食品通販企業です。
- 株式会社オージオ
- フレンドリー株式会社
卸売りを専門におこなうアパレル商社です。
- 株式会社サンステージ
ベルーナノーティスの事業を受け継ぎ金融事業をおこなう子会社です。
- 株式会社BANKANわものや
洗えるプレタ着物などを取り扱う着物専門店です。
- 株式会社エルドラド
ゴルフ場やステーキハウスなどを不動産事業を展開する子会社です。
- 株式会社ナースリー
看護師用品専門の通販企業です。
- 株式会社テキサス
ホテル事業を展開する子会社です。
- 株式会社アンファミエ
看護師向けの通販と看護師の転職紹介サイトを運営する子会社です。
- 株式会社ベストサンクス
マタニティウェアとベビー服、内祝い用ギフトなどを扱うオンライン通信販売ショップを展開する子会社です。
- 株式会社グランベルホテル
東京や京都でデザイナーズホテルを展開する子会社です。
- 丸長株式会社
輸入食材や輸入雑貨を専門に扱う総合商社です。
このほか、ベルーナの海外展開を支える企業として、シンガポールのINYA CAPITAL PTE LTDと中国の太倉ベルーナの2社がグループ内にあります。 ベルーナの経営状況は比較的良い方で、日本格付研究所の信用格付けでもトリプルBプラスという格付けで安定的と評価されています。 特別よい評価というわけではありませんが、過払い金請求をするにあたって、当分のあいだは倒産の心配はないと判断できます。 なお、ベルーナノーティス時代の過払い金請求先にあたる株式会社サンステージは株式会社ベルーナの100%子会社です。
株式会社サンステージの代表者は徳留祐輝氏で、事業内容は消費者金融事業のほかに不動産担保融資事業と総合金融コンサルタント業務をおこなっています。 設立は平成14年5月で資本金は1,000万円、母体のベルーナ本社がある自社ビル内に本社があります。
日本貸金業協会会員で、埼玉県知事による登録番号もある貸金業者です。 2017年11月現在のカードローンの実質年利は4.5%~18.0%と利息制限法の法定金利内での運用がおこなわれています。 なお、株式会社サンステージが加盟している指定信用情報機関はJICC(日本信用情報機構)であると公式ページに記載されています。